痩せて疲れやすくなるのは、エネルギー不足であることが原因のひとつになります。
エネルギー源となる糖質をカットし過ぎるためにエネルギーが身体から生まれず、代謝が落ちて貧血や冷えなどの症状が現れるのです。
痩せても疲れ切っていては、毎日を楽しく過ごすことができませんよね。疲れているとやる気もおきません。
疲れやすい身体から脱却するためにもバランスよく食事を摂ることが大切です。エネルギー切れにならないように痩せるコツをお伝えします。
痩せると疲れやすくなる理由
痩せると疲れやすく感じる原因の一つにエネルギーの不足が考えられます。
というのも、ダイエットをすることで基礎代謝が低下し、その影響で疲れやすくなってしまうからです。
特に忙しい方や太りたくないという理由で朝食を摂らない方も多いかもしれませんが、痩たいと思っている方こそ朝食は摂るべきなのです。
朝食を摂ることでバランスよく栄養を摂取することができますし、1日3食の食事で急激な血糖値上昇を抑えることにつながります。
ダイエットで栄養不足にならないことがとても大切だと言えます。
ビタミン不足
各種ビタミンB群は、体内のエネルギーを作り出す代謝を助ける働きもある重要な栄養成分ですが、中でもビタミンB1は炭水化物(糖質)をエネルギーに変えるための重要な栄養素です。
摂取している糖質量が多いと、このビタミンB1もどんどん使われていくので体内にある総量も減っていきます。
また、ビタミンB群は体内に貯めておく事ができないので、意識的に摂取しなくてはならず、ビタミンB群(ビタミンB1)が減っていくと疲れやすい要因となるのです。
そこで、ダイエットにおすすめのビタミンB1はどのようなものがあるかご紹介しておきます。
- 肉・魚介類(豚肉、うなぎ、イワシ、さんま、さけ、たまご)
- 野菜類(春菊・小松菜・ほうれん草・大豆・ブロッコリー・ピーマン・キャベツ)
- 乳製品・卵(たまご、バター)
上記のものは、タンパク質も取れるものが多くダイエットに欠かせないものなので、ぜひ積極的に摂るようにしてください。
どんなにカロリーを抑えてもバランスよく食べていなければ、疲れやすくなったり、貧血、倦怠感に陥る可能性が高くなります。
疲れやすく感じる方は、ビタミンB1を心がけて摂るようにしてみてください。
過剰な糖質制限
糖質を摂りすぎるのも疲れやすくなる原因でありますが、糖質を抑えすぎるのも疲れやすい原因となります。
ダイエットをしていると、どうしても糖質を制限することが優先されてしまいますよね。しかし、元気よく過ごすためには活動量に見合ったエネルギーが必要なのです。
人間が活動していくうえで必要となるエネルギー源のひとつが炭水化物となります。
炭水化物であるご飯やパンは、ゆっくり吸収される多糖類と糖質の吸収を穏やかにする食物繊維の働きで血糖値がゆっくり上がります。したがって、エネルギーが持続しやすいため、疲労感を覚えにくくなります。
逆に、砂糖を使ったお菓子やジュース、菓子パンなどは、血糖値が急激に上がるため、それを下げようとするホルモン(インスリン)が分泌されて、血糖値が急降下します。そのため、エネルギーが持続しにくく、疲労感が出やすいのです。
ダイエット中に糖質だけをカットして、タンパク質や脂質の量が足りないと筋肉量が減ってしまい疲れやすくなってしまいます。
ですので、糖質をカットするだけではなく、糖質が減った分、タンパク質や脂質をしっかり摂取する事が大切になります。
ダイエット中に疲れにくい体になるための方法
ダイエット中に疲れにくくなるために出来ることをご紹介していきます。
疲れやすい原因は食生活にあるので、食生活を見直すことが大切になってきます。食生活を見直す以外にも出来ることはあるので、ご紹介していきます。
食事管理
痩せやすく疲れにくい体になるためにバランスの摂れた食事をすることが大切になってきます。
バランスの摂れた食事とは、三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質を摂取することです。
バランスの食事については、こちらに詳しく記載しておりますので、参考にしていただければと思います。
運動管理
筋肉量が減ってしまうと基礎代謝の低下につながるので、疲れやすくなってしまいます。
基礎代謝は、人が生活する中で消費するエネルギーのことで寝ているときやご飯を食べているときも消費します。
この基礎代謝をアップさせることが痩せやすい身体になるだけでなく、疲れにくい体へとつながります。
ダイエットで必要となるのは、脂肪を燃やす有酸素運動と筋トレなどの無酸素運動になります。どちらも取り入れることで痩せやすい体質になるのです。
良質な睡眠
睡眠不足は、代謝を低下させてしまうので痩せにくくなってしまいます。
そして、睡眠中に体が回復するホルモンが分泌されるので、睡眠不足になると疲れが溜まりやすくなってしまうということです。
アメリカの研究でも睡眠時間が5時間の人と7時間以上の人では、睡眠時間が7時間以上の方が痩せやすいという結果も出ています。
というのも、睡眠時間の長さと痩せホルモンが大きく関わっているからです。痩せやすい体質になるためには、睡眠時間の確保も必要になってくるというわけです。
まとめ
痩せて疲れにくい体を手に入れるためには、糖質を抑えビタミンB1を摂取することが大切になります。
食事管理だけではなく、運動や良質な睡眠を取ることで痩せやすく疲れにくい体を手に入れることができます。
無理なダイエットは心身ともに不調に陥る原因となりますので、無理のないようにゆっくりと痩せていくことをおすすめします。
どんなにカロリーを抑えても手軽に食べれる菓子パンばかりでは太ってしまうので、気を付けてくださいね。