「サラダしか食べないのに痩せない」と感じている方も少なくないはずです。
実は、野菜だけ食べていても痩せるわけではありません。
というのも、野菜だけでは1日の摂取カロリーが不足してしまうので、身体が飢餓状態に陥っていると判断してしまうからです。そのため、身体は必死に栄養を蓄えようと働くわけです。
摂取カロリーが足りなければ急激に痩せると思いますが、それは一時的なものでリバウンドして太る原因となるのです。
痩せるためには筋肉が必要なので、野菜中心の生活で摂取カロリーが足りないと筋肉量も減少してしまうため、痩せにくくなるのです。
では、野菜を食べても痩せない理由について詳しくみていきましょう。
野菜だけ食べていても痩せない理由
野菜はローカロリーだから痩せそうだと思われがちですが、実はそんなことないのです。
痩せるためには、偏った食事よりもバランスの取れた食事の方が大切になってきます。野菜は水分を多く含んでいるので、お腹がいっぱいになりやすいという特徴があります。
しかし、野菜には糖分やタンパク質がほとんどないため、脳に栄養がいきわたりません。そのため、満腹にはなるけれど食べた気がしないというわけです。
野菜をたくさん食べると胃の容量が大きくなるので、痩せるつもりで野菜を食べているはずが太る手助けをしてしまっていたということになるのです。
身体を冷やす
健康に痩せることができると思われがちですが、野菜には身体を冷やしてしまうという作用があります。
身体の冷えはダイエットの敵でもありますよね。新陳代謝を下げてしまうので、痩せにくい体質になってしまうということです。
野菜は大きく2種類に分けられ、熱を加えるべき野菜と、生で食べるのが適している野菜があります。
- 冬が旬で土の中にできる野菜は身体を温める効果がある。
- 夏が旬で土の上にできる野菜は身体を冷やす効果がある。
例えば、きゅうり、トマト、ナス、白菜には、身体を冷ます作用があります。このような野菜にもカリウムや食物繊維が含まれているものも多く、身体をつくるのに必要不可欠な食材です。
なぜなら、カリウムには利尿作用があり、身体のむくみを取ってくれる働きがあります。
身体を冷やすから食べないというのではなく、調理方法によっては身体を温める野菜に変えることができるのです。
ですので、ダイエットのためにと生野菜ばかり食べていると、身体を冷まし新陳代謝を下げてしまっていると言えるのです。
栄養不足になる
身体は栄養不足になると、身体はエネルギーを消費しないように働くので痩せにくい体質となります。
この状態の時に栄養のあるものを摂取すると、身体は栄養をすべて吸収してしまうので太ってしまうというわけです。
人が生活するうえで必要な三大栄養素は、糖質・脂質・タンパク質です。つまり、野菜中心の生活をしていると、常に栄養が足りていない状態(栄養不足)になってしまっているのです。
筋トレで分解された筋肉を修復するために必要なものはタンパク質であり、筋肉をつけるためにはタンパク質が必須です。偏った食事は、せっかくの筋トレさえも効率の悪いものにしてしまうのです。
食事を取ることで身体が生まれ変わっていくので、代謝の悪い身体は、冷えの原因となり、その冷えが抵抗力も低下させてしまいます。
痩せたいからと野菜ばかり食べていては、不健康になってしまうということです。肉体的な問題だけでなく、集中力の低下、ネガティブ思考、注意散漫などの症状もあらわれる可能性があります。
食べる野菜の種類も重要
野菜にもそれぞれ特徴があるように、太る原因となる糖質が多い野菜もたくさんあるのです。
糖質ときくと炭水化物を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は野菜にも糖質が多いのです。
ですので、炭水化物と一緒に糖質の多い野菜を摂取すれば、自然と糖質過多の食事になってしまうというわけです。
糖質が多いと言われる野菜を記載しておきますので覚えておくと、今後野菜を選ぶ際に役立つかもしれません。
- いも類
- 人参
- かぼちゃ
- れんこん
- とうもろこし
上記のようなものが挙げられますが、これらの野菜も栄養豊富で様々な効能があるので、食べないよりは食べるべきです。
例えば、さつまいもご飯のようなものは、糖質の多い野菜+お米(糖質)となるので、太りやすくなってしまうので注意してください。ということです。
野菜ジュースは太ります!
ダイエット中に手軽に飲める野菜ジュースを飲んでいる方も多いと思います。野菜だからOKだと思っているかもしれませんが、野菜ジュースには多くの糖質や添加物を含んでいます。
砂糖や人工甘味料を使用しているものが多く、野菜の品質の問題や国産ではない中国産を使用しているという話もあり、野菜ジュースを日頃から飲むことはおすすめできません。
そもそもジュースだけで栄養を補えるわけがありませんし、野菜ジュースはあくまでも栄養補助食品となります。
冷たい野菜ジュースを飲むでしょうから、身体を冷やす原因にもなります。
ダイエット中に身体を冷やすのは代謝を下げる原因となりますので、温かい野菜スープを飲むことをおすすめします。
まとめ
野菜を食べているのに痩せない原因がわかりましたか?
痩せるためにたくさん野菜を食べていたかもしれませんが、水分を多く含む生野菜は胃の容量を大きくしてしまう原因となるのです。
それだけでなく、栄養不足を招いたり、身体を冷やしてしまう作用があります。もちろん野菜を食べることは大切ですが、お肉などのタンパク質も摂取することで身体にとって良いものとなるのです。
お肉も野菜も食べることで、野菜の栄養素が生きてくるということなのです。
身体を冷やしやすい野菜や糖質の多い野菜もあるので、栄養バランスを考えながら摂取するようにしてみてください。
健康的にきれいに痩せるためにタンパク質もしっかり取ってくださいね!