痩せるのに必要な1日のカロリーとは?摂取カロリーを見直すチャンス!

痩せるのに1日どの程度のエネルギーで過ごしたらよいのでしょうか?

摂取カロリーを減らすために、春雨サラダやカロリーゼロの食品を好んで食べていると、栄養のバランスが崩れ代謝が落ちたり、むくんだりと痩せにくくなってしまいます。

というのも、摂取カロリーを減らしたために体がエネルギー不足だと判断し、エネルギーを逃がさないように溜め込む働きをするからです。

1日のカロリーに気を付けながら、栄養バランスも考える必要があるということです。

それでは、あなたにとって必要な1日のカロリーについて詳しく解説していきます。

あなたに必要な1日のカロリーとは?

diet

痩せるためにすべきことの一つは、「摂取カロリー」を「消費カロリー」よりも減らすことなのです。

というのも、余分に摂取したカロリーが最終的に脂肪となり体に蓄積されてしまうからです。動かずに食べれば太るということです。

つまり、たくさん運動をして消費カロリーを増やすか、食事制限で摂取カロリーを減らすかが痩せられるかどうかのカギとなります。

1日の消費カロリーについて

痩せるために消費カロリーを増やすには、基礎代謝をアップさせる必要があります。基礎代謝については、こちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。

1日の消費カロリーといっても、生活スタイルによって人それぞれですよね。例えば、同じ年齢、体重、身長であったとしても外出の多い営業マンとデスクワークが主な方では、消費するエネルギーは異なってくるはずです。

そのため、1日の消費エネルギーを求めるには、身体活動レベルを考慮する必要が出てきます。身体活動レベルとは、1日当たりの総エネルギー消費量を1日当たりの基礎代謝量で割ったものです。

身体活動レベルレベルⅠレベルⅡレベルⅢ 
身体活動レベルの指標1.501.752.00
日常生活の内容生活の大部分が座位で、静的な活動が中心座位中心の仕事だが、職場内での移動や立家の作業・接客等、あるいは通勤・買い物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合移動や立井の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣を持っている場合

1日の消費エネルギーは、以下の計算式で求めることができます。

1日の消費エネルギー=基礎代謝量×身体活動レベルの指標

つまり、30歳女性で基礎代謝量が1,200kcal、身体活動レベルがレベルⅡの場合、1日の消費エネルギーは、
1,200kcal×1.75=2,100kcalとなります。

1日の摂取カロリーについて

1日に消費するカロリーが分かれば、次は摂取カロリーについて考えていきます。

痩せるためには、消費カロリー>摂取カロリーにならなければいけないので、先ほど計算した消費カロリーを下回るように栄養を補給していきます。

ここで注意したいので、カロリーを制限しすぎると身体に悪影響を与えてしまう可能性があるということです。女性の場合、1日に1,300~1,500kcalは必要だということです。

ちなみに、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、1日の推定エネルギー必要量は、活動量がふつう(*)の30~49歳女性は2,000kcal、男性は2,650kcalとされています。

(*)ここで言うふつうとは、先ほど示した身体活動レベルの【レベルⅡ】に当たります。

1日の推定必要エネルギーが2,000kcalのところ、1,300~1,500kcalまでの制限にとどめておくことが大切です。無理なカロリー制限は、体や心もボロボロにしてしまうので、気を付けましょう。

毎日の摂取カロリーを400kcal減らすと、1カ月で2~3kgは痩せられる計算になるので、過度な制限は必要ありませんよ。

痩せるためのカロリーコントロール

痩せるためには、どのようにカロリーをコントロールしていけばよいかについて具体的に解説していきます。

摂取カロリーを減らすことは大切ですが、栄養バランスの摂れた食事をすることも大切になってきます。

というのも、カロリーだけを抑えても炭水化物、たんぱく質、脂質とバランスよく摂取していなければ、スムーズに痩せることが難しくなるからです。

例えば、この1日の食事ついてどう思いますか?摂取カロリーは、1,500kcal程度です。

朝:ホットケーキ(261kcal)、カフェオレ(71kcal)
昼:スパゲッティミートソース(597kcal)
夜:ビール(中ジョッキ)(140kcal)、ギョーザ(423kcal)

上記の食事は、トータル1,500kcal以下になっていますが、これでは痩せそうにありません。炭水化物(糖質)と脂質が多くなってしまっています。

どういった食事が理想的かといいますと・・・

例えば、昼食を「ぶりの照り焼き定食(700kcal)」に変更したとします。そうすると、ごはん(炭水化物)、ぶりの照り焼き(タンパク質、脂質)、小鉢のほうれん草のお浸し(鉄分、ビタミン)、お味噌汁(ビタミン、ミネラル)を摂ることができます。カロリーが多少オーバーしたとしても、このような食事が理想的だといえるのです。

参考:痩せるためにはカロリーよりも栄養バランスが重要!痩せ体質の作り方

まとめ

痩せるために必要な消費カロリーと摂取カロリーについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

1日にどの程度活動するかによって、消費カロリーも異なってきます。たくさん動いたとしてもたんぱく質や脂質の多い食事をしていると、痩せることが難しいということも覚えておいてくださいね。

バランスの良い食事を心がけると痩せるだけでなく、美肌や便秘解消の効果も期待できますよ。

私たちの体は摂取した栄養素から成り立っているので、口にするものは気を付けていきたいですね。

自宅でも簡単にトレーニングすることで基礎代謝があがり、痩せやすい体になっていきます。1~2日で痩せることは難しいので、毎日の積み重ねで痩せやすい体づくりに励んでくださいね。