stressful

運動や食事制限を行っているのに痩せないのには、ストレスが原因となっているかもしれません。

ストレスで食欲が増していたり、良質な睡眠を取れていないことが、あなたを痩せることから遠ざけているのかもしれません。

痩せないのは運動量が不足しているからではなく、脳がコルチゾールという物質を分泌しているために痩せにくい体質へとなっているのです。

これもすべてストレスが原因だと言えます。

そこで、ストレスで痩せない体質へ変わってしまう原因や対処法について解説していきます。

痩せない原因とは?

食事制限も運動も頑張っているのに思うように痩せない人はぜひ参考にしてみてください。

なぜなら、その痩せない原因はあなたの身体の問題ではなく、脳が関係しているかもしれないからです。

痩せない原因が食事や運動ではなかったら、フォーカスするところを少し変える必要がありますよね。具体的には、ストレスが原因で痩せないとしたら、まずはストレスの要因を取り除く必要があるということ。

そこで痩せない原因や脳へのストレスとダイエットの関係性について解説していきます。

まずは、痩せない原因を列挙しますので、チェックしてみてください。

運動量が足りていない

痩せるためには、摂取カロリー<消費カロリーという式が成り立ちます。つまり、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くしなければなりません。

痩せる方法として、摂取カロリーを抑えるか、食べた以上に運動をして消費するかのどちらかになります。

摂取カロリーを減らすのは、身体への負担を考えるとあまり良くないので消費カロリーを減らした方が健康的に痩せることができます。

また、筋トレなどで筋肉をつけることで基礎代謝がアップし、痩せやすい身体を作ることができるのです。

脂肪を燃焼させるのも筋肉ですので、ダイエットをするためには筋肉が必要です。筋肉がつき基礎代謝がアップすれば日々の生活でも太りにくい身体となるのです。

もし痩せないというのであれば、運動量が足りていないまたは、筋トレで筋肉がついたことで体重が増えていると考えられます。脂肪よりも筋肉の方が重たいので、体重が増えてしまうのは仕方のないことなのです。

食べる量が少ない

摂取カロリーが極端に少ないと、痩せにくくなってしまいます。ダイエット中は食べないようにする方も多いですが、摂取カロリーが低すぎると体がエネルギーを溜め込もうとするため、痩せにくくなってしまうのです。

食事をとらなければ体重は落ちていきますが、同時に筋肉も落ちてしまいますので代謝も悪くなり、不健康になってしまいます。(冷え性、生理不順、むくみ・・・といった症状もでてきます。)

最低限のカロリーは摂取するようにしてくださいね。

食べ過ぎると痩せることができませんが、少量の食事でも痩せることができないということを覚えておいてください。

タンパク質が足りていない

タンパク質は、筋肉をつくり代謝を高める働きがあるため、ダイエットでは必要不可欠です。

お肉を食べると太ってしまうと思うかもしれませんが、筋トレをしてもタンパク質を摂取しないければ筋肉が修復されず、筋トレの効果が半減してしまいます。

筋トレの効果をあまり感じられない方は、タンパク質をもう少し摂取するといいかもしれません。

糖質や脂質を抑えれば、赤身のお肉は食べても問題ありません。むしろ食べた方がいいのです。

お肉を摂取したくないという方は、たまごでもいいですよ。ゆで卵であれば運動後にも簡単に食べられるのでおすすめです。

ストレスが溜まっている?

ストレス

ダイエットで痩せないことがストレスになっていませんか?

○○は食べちゃダメ、食べ過ぎもダメ、運動は毎日しなきゃ、と我慢していることが多いとストレスになってしまいますよね。

脳はストレスを感じると、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)という抗ストレス物質を分泌します。このコルチゾールが多く分泌されることであなたを痩せにくい体質にしているのです。

というのも、コルチゾールには、

  • 食欲増進(食欲を抑えるホルモンであるセロトニンを低下させるため)
  • 脂肪が蓄積しやすくなる(インスリンの働きを低下させ、過剰分泌を招くため)
  • 筋肉がつきにくく、脂肪が燃えにくいカラダになる(成長ホルモンの分泌を抑制するため)

という働きがあるのです。これは、ダイエットの天敵ですよね。

そのため、できるだけストレスを感じない環境をつくること、できるだけ早くストレスの原因を取り除くことが必要となってきます。

ストレスを感じると自律神経やホルモンバランスが乱れ、食欲増進だけでなく脂肪も蓄積されやすくなり、結果的に痩せにくいカラダになってしまうということです。

ストレスを解消する

ダイエットのストレスだけでなく、仕事やプライベートでのストレスも同じです。ストレスの原因を知り、早めに対処することがおすすめです。

ストレスで食べてしまうという場合は、食べること以外でストレスを解消できる方法を見つけてみてください。

人に話を聞いてもらうことでもいいですし、スポーツで汗を流してスッキリする、嫌なことをすべて紙に書き出してみる、カラオケで発散するなど、何かストレスを解消できる方法を探してみてくださいね!

また、ゆっくり深呼吸を取り入れながら散歩するだけでも気分転換に効果的です。たまには何も考えずにボーっとすることも大切です。

そして、睡眠不足もホルモンバランスを乱す原因になりますので、睡眠時間や睡眠の質を確保することも効果的です。

食生活の見直し

コルチゾールの過剰分泌を抑えるためには、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。特にビタミンCとビタミンAを多めに摂取するようにしてみてください。

なぜなら、このビタミンCとAはコルチゾールの分泌を抑える働きがあるからです。

ビタミンCを多く含む食材は

  • パプリカ、ピーマン
  • ブロッコリー
  • 芽キャベツ
  • キウイフルーツ
  • いちご

ビタミンAを多く含む食材は

  • レバー
  • うなぎ
  • チーズ類
  • たまご
  • ほたるいか

などです。

上記のような食材を含んだ食事を心がけることで、コルチゾールの分泌を抑えることができます。

ダイエットを頑張っているのにストレスで痩せないのは悲しいので、食事からもストレスの原因を取り除けるように働きかけてみてくださいね。

まとめ

食事制限や運動をしているにも関わらず痩せない原因についてお伝えしました。

痩せないことがストレスになっている場合と他の要因でストレスを感じ、痩せにくい体質になってしまっていることが考えられます。

いずれにせよ、ストレスがダイエットの妨げにならないように日々の生活に気を付けていきたいですね。

ダイエットは継続が大切なので、ストレスを感じない範囲でゆるくながく続けていけば効果はあらわれてきます。

続けるためには楽しむことも大切です。

ものすごく食欲を感じたり、甘いものを欲しいと感じる時は、ストレスがかかっているのかもしれません。

自分の身体を日頃からチェックしておくと、変化にいち早く気付くことができると思います。