日常生活で肋骨を意識することはあまりないと思いますが、出ている肋骨を少し引き締めるだけで痩せやすくなり、くびれをつくることができます。
というのも、肋骨が開いていたり出てしまっていると、横隔膜の動きが悪くなり、呼吸が浅くなることで代謝が落ち、結果的に痩せにくくなってしまうからです。
また、肋骨が硬いことで腰痛や肩こりの原因にもなります。
そこで今回は、肋骨の役割や肋骨を柔らかくすることによるダイエット効果の高め方についてお伝えしていきます。
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肋骨(あばら骨)の役割とは?
肋骨は、あばら骨とも呼ばれていますが、胸部と内臓を囲っている部分になります。左右12本ずつ、計24本あります。
肋骨には、以下のような役割があります。
- 内臓の保護
- 呼吸
- 身体の動きを促す
肋骨の中に心臓や肺が収まっており、保護する役割があります。
次に呼吸ですが、呼吸は肺だけでするものではなく、肋骨のまわりにある肋間筋と呼ばれる筋肉、その奥の横隔膜も使います。
息を吸うと肋骨の下にある横隔膜が働き、左右の肋骨の間が広がり肺に空気を取り込み、逆に息を吐くと左右の肋骨の間が狭くなります。
身体の動きを促すというのは、肋骨にはたくさんの筋肉がついています。横隔膜、肋間筋、背筋、肩甲骨について肩の動きに関係する筋肉、そして腹筋があります。ウエストにくびれをつくるのに大切な腹斜筋もついています。
一部の筋肉が強すぎたり、弱すぎたり、硬くなっていると、アンバランスになることで肋骨の動きにも影響が出てきます。
つまり、肋骨の動きに制限が出てしまうことで、身体の動きにも制限が出てしまうということになります。
肋骨が硬くなるとは
肋骨が開いたり出たりしてしまうのには、ちゃんとした理由があります。冒頭でもお話ししたとおり、ボディタイプによるので出ていることが良い悪いということではありません。
日常生活をするうえで体はスムーズに動いた方がいいですよね?スムーズに動けばケガの予防にもなります。
トレーニングをすることで肋骨を正常の位置に戻すことができるようになります。肋骨の動きが柔らかくなれば痩せやすくもなるということです。
肋骨が出てしまう理由
肋骨が出やすい方もいますが、日常生活の癖から肋骨が硬くなってしまうことも考えられます。
- 長時間同じ姿勢で体を動かさない
- 姿勢が悪い
- 猫背
- 口呼吸をしている
- スマホを頻繁にみている
- ストレスで緊張していることが多い
上記のようなことが習慣化してしまうと、肋骨を動かす筋肉が凝り固まってしまうため、肺も横隔膜も十分に動かすことができず、呼吸が浅くなりがちです。
というのも、肺に取り込む酸素の量が減れば基礎代謝の低下にもつながりますし、このことが原因で全身の血の巡りも悪くなってしまうからです。眠りが浅い、疲れが取れにくい、冷え、むくみ、肩こりといった不調にもつながります。
さらに、肋骨が広がった状態では、ウエストの幅も広くなってしまうため、上半身全体が寸胴に見える=太って見えるということなのです。
肋骨が広がっているのであれば閉めることで、ウエストのくびれは簡単につくれます。そのためには、息を吐ききることを意識してみてください。息を吐ききることで肋骨が閉じていきますよ。
自分の肋骨をチェックしてみよう
「私の肋骨って出てるの?」というのは気になるところではないでしょうか?
そこでセルフチェックの方法をお伝えします。
鏡の前に立ち、息を吸い込んだ時に肩が上がってしまうのであれば、肋骨とそれに伴う肋間筋や横隔膜がうまく使えていない可能性があります。
肋骨がしっかりと使えている状態だと、息を吸った時に肋骨が前後左右に広がり、息を吐いたときに肋骨が中央に閉じていきます。
慣れないうちは難しいと思いますが、意識していればできるようになります。
肋骨を引き締めるメリット
肋骨を引き締めるとくびれができたり、呼吸が深くなるというメリットがあるということがわかりました。
つまり、肋骨が引き締まると呼吸が深くなり、基礎代謝が上がることで痩せやすい身体になり、くびれもできるということなのです。
他にもメリットはありますよ。
- 血の巡りが良くなるので、むくみ、冷え、肩こりの改善につながる
- 身体のゆがみがなくなる
- 体幹を使えるようになる
- 腹筋が引き締まり、くびれができる
- 内臓の活動が活性化する
肋骨は出ているよりも引き締めた方がメリットは多いですね。呼吸が深くなるだけで痩せやすくなるので、肩ではなく肋骨を動かしながら呼吸をするようにしてみてください。
肋骨を引き締めるエクササイズ
それでは早速、肋骨を引き締めるエクササイズをご紹介していきます。
初心者向きで家でも簡単にタオルひとつで出来るエクササイズをお伝えするので、隙間時間を使って取り組んでみてください。
- 背筋を伸ばし、まっすぐ立ちます。
- フェイスタオルを細長くおり、肋骨下部(みぞおちのあたり)にタオルを巻きます。
- タオルを胸の前でクロスさせ、両手でタオルの端をつかみます。
- 胸の前でクロスしたタオルを引き締めながら、息を吐ききります。タオルの力も借りて肋骨を引き締めます。
- 息を吸うときは、タオルを持つ手を緩め、肋骨と共にタオルが広がっていくのを感じます。
タオルが左右に広がるのを感じます。 - この呼吸を5回繰り返してみましょう!
まずは、試しに一度やってみることをおすすめします。息を吸うことに慣れてきたら、「4秒かけて息を吸って4秒かけて息を吐く」ということを意識してみてください。
まとめ
肋骨が硬いということを意識したことのある人は少ないので、この記事を最後まで読んでくださった方は、理想のカラダに一歩近づいたといえますね。
私も肋骨が出てしまうタイプなので、ヨガやピラティスではすごく注意しながら練習をしています。肋骨が出ることが癖になっているので、治すのは本当に難しい・・・。
でもくびれが欲しいじゃないですか。だから一緒に頑張りましょう!
タオルひとつで出来るトレーニング!習慣化するために、朝顔を洗ったときにするなどと、決めておくと良いですよ。
メリハリのある体を目指して一緒にがんばりましょうね♡パートナーを驚かしちゃいましょう!