飲み物だけダイエット

「時間がないから朝食は食べない」という声をよく聞きますが、結論から言って朝食は食べた方が良いとされています。

というのも、朝食を食べないと基礎代謝が下がってしまうからです。朝食を食べることで胃腸が動き出し眠っていた体が覚醒するので、睡眠中に低下した体温を上げる働きにつながってきます。

体温が上がるということは基礎代謝がアップし、脂肪燃焼しやすい身体となり結果的に太りにくい身体になるのです。

朝ジュースダイエットは、朝時間がない時でも必要な栄養素を摂取し、そうした基礎代謝の低下を防ぎつつ時短する、という方法です。

飲み物だけダイエットの効果

健康を維持しながら飲み物だけでダイエットを行うのであれば、期間は2~3日にした方が良いでしょう。

間違った方法で行ってしまうと、ダイエット効果はおろか逆に体調不良に陥ってしまいます。軽い断食のようなイメージです。

胃腸を休めることができるので免疫力のアップやデトックス効果を得ることができます。しかし、健康的に痩せるためには、バランスの取れた食事をすることがダイエットを継続できるコツでもあります。

今回は、ダイエットを効率よくおこなうためにおすすめの飲み物や避けるべき飲み物についてご紹介していきます。

ダイエット中のおすすめの飲み物

ダイエット中に飲むとダイエット効果をアップさせることができるドリンクをご紹介していきます。

どれも体に良いものなので、ぜひ取り入れてみてください。

私は毎朝白湯を飲むように心がけているのですが、身体の中から温まりデトックス効果が高まるのを実感しています。

白湯

白湯(さゆ)とは、お水を沸かしただけのお湯のことをいいます。白湯には、健康・美容効果があるとされています。

温かいものを摂取することで、食道や胃、腸が温められ、全身を巡る血液の流れがよくなり基礎代謝が上がる効果があります。

内臓が温められることで、内臓の機能回復や冷え性改善、デトックス効果も期待できます。内臓の冷えが原因で思うように痩せられていないことも考えられますので、白湯はおすすめです。

まずは、寝起きの1杯を白湯に変えてみてはいかがでしょうか。

人間の体は、60~65%(成人の場合)を占めるものが水分であり、水を飲むことで体内に溜まった老廃物が排出することができます

体内の水を循環させて、カラダの内側からキレイになるイメージです。十分に水が確保された体は、血流も良くなるため代謝のアップにもつながってきます。

ダイエット中は身体を冷やさないようにすることもポイントですので、水は常温で飲むように心がけてみてください。

暑い日には、冷たい水をごくごく飲みたくなると思いますが、冷たすぎると内臓を冷やし体に負担がかかってしまうこともあるので気をつけましょう。

炭酸水

炭酸水は炭酸飲料と誤解されがちですが、炭酸飲料のように甘味料が使用されていないもののことです。

炭酸水であれば、ダイエット中に飲んでも問題ありません。むしろ炭酸水で満腹感を得ることができ、食べ過ぎを抑制する効果があります。

その他にも炭酸水で腸の動きが活発になり、体温を上げてくれるなどの効果も期待できるのです。

お茶類

お茶といっても様々な種類のものがあります。緑茶、ウーロン茶、ルイボスティー、ジャスミン茶、などです。

それぞれに効果・効能がありますが、お茶には糖分などは含まれておらずゼロカロリーのものばかりなので、ダイエット中にはおすすめです。

日頃からコーヒーなどでカフェインをよく摂られる方は、ノンカフェインのルイボスティーが良いのではないでしょうか。

関連記事:ルイボスティーのダイエット効果とは?痩せる体質に改善できる!

ブラックコーヒー

カフェインと聞けば、コーヒーを思い浮かべるのではないでしょうか。

仕事中にコーヒーを飲む方も多いと思いますが、ダイエット中はブラックコーヒーを飲むことをおすすめします。というのも、微糖の缶コーヒーにもダイエットの敵となる砂糖は含まれているからです。

そして、なぜカフェインを摂取すると良いかというと・・・以下のようなことが挙げられます。

  • 代謝をアップさせる
  • 糖の吸収を抑える
  • 脂肪分解や燃焼を促す

やはり、微糖や加糖のコーヒーでは、カフェインの効果を得る以上に糖分を摂取してしまう恐れがあるのでブラックコーヒーがおすすめです。

ココア

市販で売られているココアには、加糖とピュア(純)のものがありますが、ダイエット中であればもちろんピュアのものを選んでくださいね。

ココアには、ポリフェノールや食物繊維を始め、ココアにのみデオブロミンという成分が含まれています。

ダイエット中も飲むことができるココアには、このような効果があります。

  • リラックス効果、ストレス解消
  • 便秘解消
  • 冷え性改善

どうしても空腹に耐えられないときには、豆乳+ピュアココアでお腹を満たしてみてくださいね。

ダイエット中に避けたい飲み物

ここでは、ダイエット中に避けたい飲み物をご紹介していきますが、もしかして毎日飲んでいるものが含まれているかもしれません。

清涼飲料水(ジュース)

これは、甘いジュースのことです。500mlのペットボトル1本に角砂糖が10~15個入っていると言われています。角砂糖1個が3グラムです。

WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、1日の砂糖摂取量は25グラム以下を推奨しています。よって、500mlの清涼飲料水を1本飲むと余裕で1日の砂糖摂取量をオーバーしてしまうというわけです。

ダイエット中であれば、痩せない原因の一つでもあり、リバウンドの恐れもあります。日頃から飲まないように気を付けるべきですが、ダイエット中は特に飲まないようにしましょう。

ちなみに、フレーバーウォーターにも糖類(果糖、砂糖は使われています。

野菜ジュース(市販のもの)

市販の野菜ジュースですが、野菜だから安心だと思われている方もいるかもしれませんが、糖分が多く含まれています。

というのも、飲みやすくするために砂糖や甘味料、酸味料などの添加物が入っている可能性が高いからです。

これらのものは、体の消化・分解・排出を促す働きを妨げになることになるので、ダイエット中はあまりおすすめできません。

カフェインを多く含むもの

カフェインにはダイエット効果を発揮してくれる作用もありますが、過剰摂取することで体が冷えすぎてしまい、神経が興奮してイライラが増えてしまう恐れもあります。

カフェインは緑茶、紅茶、コーヒーなどに含まれていますので、お茶はノンカフェインのものを選ぶなど、カフェインを摂取し過ぎないようにすることをおすすめします。

ゼロカロリーやノンシュガーのもの

ダイエット中であれば、ゼロカロリーやノンシュガーの商品はとても魅力的にうつるかもしれませんが、実はゼロカロリーと表記されていても完全にゼロだというわけではないのです。

これらのものには、人工甘味料が使用されていることが多く、人工甘味料の中には発がん性が疑われているのものがあるだけでなく、中毒性もあります。

また、体内に入ってきたものを無毒化して排出するためにはたくさんのエネルギーが必要になるので、。ダイエット中はもちろん健康のためにも摂り過ぎないことをおすすめします。

スポーツドリンク

市販のスポーツドリンクには、清涼飲料水と同じようにたくさんの砂糖が使われています。

運動をしている方は、トレーニングのあとに飲む機会が多いかもしれませんが、運動後は血の巡りが良くなっているので、余計に砂糖を吸収しやすくなります。

トレーニング後に飲むと美味しいのはわかりますが、飲みすぎないようにすることをおすすめします。

飲み物を飲むときに気を付けること

ダイエット中に飲み物を飲む際に注意した方が良いことを記載しておきます。

先ほどから記している通り、ダイエット中は温かい飲み物を飲むことを強くおすすめします。

なぜなら、温かい飲み物は、内臓を温め基礎代謝を上げる効果があるからです。基礎代謝の中で内臓が占める割合は50〜60%で筋肉よりも多いんです。

内臓は冷えることで機能が低下し代謝も下がってしまうので、温かい飲み物を飲んで内蔵を温めるというのはダイエット的に効率がいいということになるのです。

体温が1度上がると、基礎代謝量は13~15%上がると言われており、代謝が上がれば勝手にカロリーを消費して痩せやすい身体をつくることができるのです。

特に夏は空調の関係などで意外と内臓が冷えやすいので注意してくださいね。

まとめ

ダイエット中におすすめの飲み物と避けるべき飲み物をご紹介しました。

それぞれの特性を知り賢く取り入れていくことで、ダイエットの効果を高めることだけでなく、空腹感を紛らわせながら健康的に痩せることが期待できます。

どんなに気を遣った食事をしていたとしても糖分の多い飲み物を飲んでしまっていては、ダイエットが台無しになってしまいます。

ダイエット中は飲むものにも気を遣うようにしましょう。

また、運動中にスポーツドリンクを飲みすぎても太る原因となりますので、気を付けてくださいね。(スポーツドリンクにも砂糖が含まれています)